平成十九年三月二十八日水曜日

きのふから晴れて札幌市民になりましたよ。ついでにけふは警察署に行って免許證の住所變更してきました。このままでは身分證として使ふときに面倒なことがあるので。あと、夜に用もないのに西に東に北に南に走りまはってきた。長時間漕いでもだいぶ體がついてくるやうになった。運動不足が祟ってゐるから本調子にはまだ少しかかるか。

歸宅したあと、友人から是非にと勸められてゐたゲームをプレイしてみた。面白い世界觀だと思ったけれど、いくつか用字が氣に食はない。これ→「躰」を使ふひとってなにを考へてゐるのだらう。ラノベでもゲームでも一般小説(あまり"高尚"ではない部類)でも屡々「(からだ)」と讀ませてゐるのが多いけれど。「体」は「體」の代用字(といふか略字)で、もともとは「體」を横着して「軆」になり、さらに大膽に略して「躰」になり、しまひには「体」になってしまったといふ經緯がある。しかし、なぜに日本の活字では恰好付けのために「躰」を使ふのだらう。もとの字は「體」であって、これ以降は略字であり、「躰」と「体」のなにが違ふかといへば畫數の違ひしかない。部首は骨偏だし。俺は「体」と書くよりは「體」と書いた方が正しいと思ってゐるからさう書いてゐるけど、かういふ字の使ひかたに恰好付け以上の意圖があるとは思へない。ちなみにこのゲームでは「国」ではなく「國」の字が使はれてゐる。