平成十九年一月三十一日水曜日

ううむ、今まで簡單さうに見えてゐたことでも、いざ自分でやってみると難しい。往來でも滅多に大事を起すことなく、町のをばちゃんでさへ自在に熟してゐるのは淒いことだと思ふ。

けふはきのふより一時限早く放課だったので、早めに飯を喰って街に散策に出てみた。ちなみに晩餐は豪勢に櫻の鋤燒と刺身。低豫算だらうに最大限に凝らしてあって感動。

民宿は割と驛の近くで、徒歩五分くらゐ。單線の驛。本屋を探しに出たのだけれど中々見附からない。バスから見えてゐた川向うのゲオに行かうと橋を探してゐて、逆方向に橋があることに氣付いたものの、どうせほかに橋はあるだらうと開き直って方向を轉換しないでゐたら、行けども行けども橋はなし。歸って確認したところに據ると3kmは歩いたことになる。往復合計では優に7kmは超えてゐた。まあその代り、地理はばっちり覺えられた。