ツルギ

「鎩」(金+殺)は「つるぎ」と訓ずる。諸橋大漢和によると、具體的には「つばのあるつるぎ」ださうである。音はサイ、サツ・サチ、セツ・セチ、セイ、シフ。ほかには「もろはのてぼこ」「ながぼこ」「くじく。くだける。」「羽がやぶれる。」「つばさを張る。」「化學元素の名。サマリウム。」「ほこ」「てぼこ」の意味がある(以上、諸橋大漢和より拔萃して引用)。「鎩」はJIS X 0208に入ってゐないので、Unicode以外の日本語文書では鎩 鎩とすれば表現できる。ただし、JIS第一第二水準外のフォントを備へてゐない環境では表示されない。もしくは「金殺」で代用。「鎩羽」「鎩翼」などの熟語がある。講談社BOX西尾維新の十二箇月連續刊行大河ノベル刀語カタナガタリ第三話「千刀・鎩(セントウ・ツルギ)」に含まれる。