樺太出身、古屯ちゃん

雜記

詞の玉垣がアンテナで上ってゐたので確認したら、コンテンツが増えてゐたので見てみた。……なんだこれ。

上記のページから新樺太郵便局⇒新樺太市役所と見ていくと、なにやらネタで遊んでゐるらしい。つまりソ聯が對日參戰して南樺に侵入しなかった「新樺太世界」の新樺太市役所のホームページ、といふことらしい。

お遊びのやうでゐて、いろいろな資料をまとめてゐて興味深い。教育委員会事務局に樺太の歴史的經緯も解説してあって、樺太について存じない方は目を通してもらひたい。古い地圖や法規、便覽など讀んだことのないものもあって、勉強になる。人物は半分くらゐしか知らなかった……。

サハコム
樺太各地の天気、ロシア語がかなしひ

かなしひってなんですかと小一時間(ry。

わが祖父と金某さんの故郷である沃内が收録されてゐない……orz。ちなみに札幌には沃内會といふ集まりがあって、まだ存命の方がゐたりする。沃内といふのは國境線に近い南樺西海岸の漁村(といふか集落)で、現在はまったく人は住んでをらず廢村になってゐるらしい。

祖父は沃内に生れ育った人で、志願して軍に入隊、終戰後シベリアに抑留され、のちに北海道へ。樺太に執着を持ち續け、同郷の友人や戰友、その他樺太引揚げ者のために盡力してゐた。何度か渡航もしてゐる。樺太関係資料館の設立にも關はるが、完成間際に逝去。赤レンガの樺太関係資料館には祖父が供出した資料が一品置かれてゐる。