きんろーっ☆

収録内容 : (全10曲)
これは……曲目が素晴しいのに、この譯の判らない自稱妹に歌はれると穢されさうで嫌だ。といふか「天罰 エンジェルラビィ」なんか歌唱力がないと悲慘もよいところだと思ふ。「ギャラクシー☆Bang!Bang!」なんかは歌唱力自體は要求されないけれどエンジェル隊(ムーン)のイメージがあるからこれも聽けたものぢゃない。

<ruby moz-ruby-vertical-position-corrected="true" style="vertical-align: -7px ! important;" moz-ruby-parsed="done" ><rb>応々黒狐</rb><rp>(</rp><rt>くろぎつね</rt><rp></rp></ruby>
機械變換したのか、応々にまでルビが掛ってゐる。あと、新字新仮名に改めてゐるはずなのにルビがしうちやうだったりぐあひだったり、地の「つ」が小書きになってゐなかったり。

wx310kdicの方は恆に更新出來る環境に居るわけではないので、配布ファイルの更新はまだしてゐません。個人的に「拡張旧字体」といふ用語はどうかと思はないではないのですが、近々府川充男の「旧字旧かな入門」はもう一度精讀しておきたいと思ひます。戰前の活字を見てゐて屡々「囘」あるいは「廻」の内を囘に作るものが多くあったので正字だと思ってゐたのですが、築地電子活版*1小池和夫の井上ひさし『東京セブンローズ』の文字について(PDF)によると*2本文中では二箇所の「廻」を除いてすべて「囘」が用いられている。この字は「回」の古字であり、「龍」に対する「竜」の関係にある(「竜」は「龍」の古字だが、常用漢字に採用されている)。明治・大正でも、「回」を「囘」としている印刷物は多いが、正字ではない。とのこと。なるほど。今後參考にします。

*1:變な音が鳴ります、

*2:たまたま資料を探してゐたら「東京セブンローズ」で、しかも小池和夫なのは本當偶然。