「攜」と「携」

「攜(携)」についてのメモ。結論については保留。調べたきっかけは一見さんの「過剩矯正ではないか」といふコメント。けふ學校の歸りに圖書館で借りてきた「旧字旧かな入門」に據ると、携の正字は攜(5824)とされますが、実際にはあまり遣われず、新字体と同じものが用いられていました。また表の左側のもの(引用者註:攜の右側が山のない雋)も遣われました。とある。しかし手持ちの簡易な篆書字體表をみると、小篆、繆篆ともに「攜」と同じ構成になってゐる。これってどういふことこれが「正」でないならば、正とは何なのだ、といふのがけふの出發點。

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