平成十九年四月三日火曜日

札幌市内の大學に通ふ友人が越してきたので、暇だったので友人と、彼が通ふ大學に遊びにいってきた。といふか、呼びつけられたといふのが正しい表現。幸ひにもわが部屋から自轉車で十分往復できる距離だったので、快く馳參じた。過去何度か來たことはあったけれど自分の部屋の方面から行ったことも自分の足で行ったこともなかったので、うろ覺えの住所と腦内の地圖だけで行ったら迷はずなんとか辿り着けた。

先月末に友人三人が押掛けたを招いたときに青春18きっぷを使はせて殘りを買取ったのは先に書いたとほりだけれど、けふそのきっぷを返却してもらった。ところがそのきっぷを見ると、なにを間違ったか、判が五つ捺してあった。何事かと思へば、歸りに改札を通る際に捺されたとのこと。當日の判が既に三つ捺してある18きっぷを持った二人組に對して、どうして二人分の判を捺すのかと。餘った二回分の權利を買取ったのは俺なので損するのは俺だけだったのでそのまま突返さうかとも思ったけれど、ひとまず驛に持込んで二回分戻してもらふなり拂戻してもらふなりしてもらふことにした。夕食を食ったあとで驛まで行って事情を話したら、きちんと訂正してもらへた。もう少しゴネられるかとも思ったのに、案外すんなりだった。かういふ場合のマニュアルみたいなのがあるのでせうね。

大學の學食で飯(鹽ラーメン)を食ってから友人の部屋に行き、その後ドン・キホーテに行った。前回ドンキに行ったのは數へてみると最低で六年、下手をすると十年くらゐ前かも知れない。よく見掛けはしてゐたのだけれど。ケトルとタップをLANケーブルと、室内用にヘッドフォン(PioneerのSE-MJ2-X2)を買った。SE-MJ2-X2ははじめは音質がいまひとつかなあと思ったけど、慣れてくると案外行ける。レシーバ部分が少々小さいけど、これも慣れ。カナル型は大好きなんだけど、室内で取外しするのは少々わづらはしかった。カナルだって本來は室内で使ふべきもなんだらうけど。カナルは耳穴に直に屆けるから音量が極小でも明瞭に聽こえる利點があるけれど、その分本體スピーカーとの適切音量の乖離があった。携帶する分には消費電力が抑へられるから素晴らしいこと。

夕飯はをととひの夜中に買ってきた三割引の蕎麥(生麺)を茹でて掛けにして食った。賞味期限? そんなのは所詮目安です。麺つゆを買ふのがもったいなかったので昆布と鰹で合はせだしを作って醤油で調味した。豫想外にしっかり掛け蕎麥になった。ボウルもざるも無いことには茹ではじめてから氣付いた。あしたにでも百圓均一で買ってくる。ついでに木べらも無い。