平成十九年三月十二日月曜日(朝)

降りしきるパウダースノー。スキーには絶好の日和、最上の雪質。でもスキーに行ける機會などないので缺片も嬉しくない。まだ公園や學校の築山で遊べるやうな年齡だったら良かったのだけれど、殘念ながらそんな小さなゲレンデで滑っても樂しくない。

けふもきのふに引續き友人たちと樂しく遊ぶ豫定だったのが、十分に空調の效いた汽車に乘込んで札幌に向かってゐる。それもこれも、この最高級のパウダースノーのせゐ。――いやむしろ、ベタ雪でなく輕い雪であることに多少の感謝をせねばならないのかも知れないが、風もあるので全然増しだといふこともない。