平成十九年三月五日火曜日

今まで何度も視た映畫で、ハッピーエンドだと思ってゐたラストが、實はブラックユーモアに滿溢れてゐて、それが世界觀とあひまって洒落にならないことがある。譬へば、のび太と夢幻三剣士。設定上現實世界の描寫に違和感が多く盛込まれてゐるが、特に最後のカットに氣付いてしまって以來、夜も眠れずにゐる。大體この作品自體が夢を扱った作品の多分に漏れず幻想とともに多くの謎を孕んでゐて、非常に興味深い。