萌ディタを使ってみた

萌ディタを使ってみた。一見した見掛けは詰らないくらゐにシンプルなエディタだが、JScriptでカスタマイズできる。skkimeを使ふと多少描畫がをかしいが、氣にするほどのことでもない。デフォルトだとメイリオが汚いが、gdi++を噛ますと綺麗になった(デフォルト設定だとまた汚いので、適宜直すこと)。

初めてこのエディタを知ったときはすぴかエディターのやうな、いかにも色物なエディタを想像してゐたが、實際はナビゲータ機能以外はかなり硬派。なにせ強調表示をスクリプトで設定するのだから、硬派にも程がある。普通のエディタ――例へばTEditor系のエディタなどは單純に強調キーワードを設定することくらゐしかできないが、萌ディタはHTML文書中のCSSJavaScript、或いはPHPの命令入りのHTMLも適切にきちっと強調表示できる。巧く考へれば文法違反を指摘するスクリプトもできなくはないと思ふ。

弱點としては、最新版が2005年9月で開發が停ってゐること。また、稀にエラーが發生し、起動不能に陷ることもある。設定を變へるごとにバックアップを取っておくべき。最初に設定したときに陷った罠としては、デフォルトフォントを設定したときに[DEFAULT]を付け足し忘れると怒られて落ちる。

まだ深いとこまで弄ってゐないけれど、慣れればかなり樂しいことができさうなエディタ。