預言?

何から何まで間違ってゐて、直さうといふ氣が起きない。預は豫*1の同字であって、「預言」は"prophecy"だかの聖書が支那に入りたてのころの譯語で、「あらかじめ」以上の意味はない。それが證據に、現在の支那譯語は「先知」である。それを日本では、「あづける(あづかる)」の意味で誤ってとってしまひ、今に至る。日本のキリスト者およびイスラーム者、またはオカルトマニアどもはこれを間に受けてゐるのだから笑へる。

*1:日本の戰後略字では「予」。