平成十八年十二月三十一日日曜日

みそかみそかのなかのみそかみそかの總決算。といふか平成十八年の總決算。またはおほつごもり。"つごもり"とは"つきごもり"であって、"月隱"。つまり、古來年の最後には月は消えてしまふのだが、現在日本では――といふか世界中で――法律で公式に太陽暦を採用してゐるので、けふは嚴密には「大晦日」でも「大つごもり」でもない。一往、現在の暦法――グレゴリウス暦では三十日(三十一日だけど)なので「みそか」でも「おほみそか」でもある。今年の「大晦日(大つごもり)」とはいつかといふと、來年の二月二十七日。

ちなみに法律では日本の年表記は西暦には準據してゐないから、年は元號――つまり現在は平成で表はすのが"公式"である。ただし舊正月に新年を迎へるとかさういふものではなく、暦法グレゴリウス暦なので、年の變はり目は西暦と同じ。

まとめ

  • けふは「おほみそか」だけど「大晦日」ではない。
  • けふは嚴密には「三十一日(みそかあまりひとひ)
  • (細かいことは氣にしない)
  • 眞の「大晦日」は來年の二月十七日。ただし(グレゴリウス暦では)「みそか」ではい。
  • 「晦」は陰暦の最終日、月の出ない闇夜を意味する字。
  • この記事を音讀する場合、「大晦日」をなんと讀めば善いのかわからない(自分でもわからない)。