平成十八年十二月二日土曜日

絶讚降雪中。この邊りは札幌と距離が餘り離れてゐないので天候は連動してゐると言って良いくらゐけれど、人に傳へ聞くところによるとまだ降ってゐないらしい。

なぜかきのふから自宅内でWILLCOMの電波の通りが良くなってゐる。今まで窗邊や特定の場所でしか電波が通らず、居間ではパケット通信すらまともに出來なかった。それが、家のどこにゐてもアンテナが四本を割ることはなくなった。京ぽんWX310K安心だフォンAP-K202Sの二本で確認したので間違ひない。

かと思ふとけふの夕方には以前と同じ状況に逆戻りしてゐる。謎だ。……と思ったらば、また電波の通りが戻ってゐる。どういふことなのだらう。きのふアンテナの位置を確認してみると、500m内に二本とある。實は恥づかしながら自宅附近のアンテナの位置は確認してゐなかったので、もともと二本だったのか、一本しかなかったのが記憶してゐない。きのふ立てた假説。新しく近邊にアンテナが立った「新規開局説」、降雪の影響で電波の屆きが良くなったのだ(謎)「天候説」、PHSの電波を妨碍する要素があってそれが無くなった「電波妨碍解消説」。やばい、擬似科學じみてきた。けふになって事態は戻ったので、新規開局はしたがまだ稼動してゐない(近いうちに本稼動する)「試驗運轉説」を信じたいところ。

註文してゐた講談社BOXの會報『KOBO vol.00』が屆いた。清涼院流水×西尾維新の對談がメインで、中央ページには飛び出し繪本風の仕掛になってゐる。要するに第0號は講談社BOXファン倶楽部のお試し版なのだけれど、本會員になるには年會費1600圓。高いよ。

大河ノベルは『ダ・ヴィンチ』によると原稿用紙300枚を12箇月連續發賣の企畫ださうだけど、この原稿300枚って結構少ない。それなのに單價が1000らしいので、消費者としてはコスト掛けすぎだと思ふ。

同誌の太田克史(編輯長)ヘのインタヴューでは箱入が本式でハードカヴァは略式だと言ってゐて、慥かに歴史的にはさうなのだらうけど、その爲に裝訂でコストを上げるのはいかがなものか。こちらは新書判ソフトカヴァですら文庫判諸レーベルと比較して高過ぎると思ってゐるのに。電撃文庫なら多少の地雷だと判ってゐても氣輕に突撃できるが、講談社BOX講談社ノベルスではそれはできない。

「ひとり編集長」やら「ミニマムなオフィス」だとか言ひつつ、ファウストはしばらく出してないは、コミックファウストは無駄が多すぎるは、西尾の新刊は滯ってゐるはで、太田克史には獨り善がりの惡感情しかない。第一、年内發刊豫定のりすか3と0が出てゐない。

で、12月1日發刊豫定のはづの講談社BOXが現在、首都圈含め日本の多くの地域で手に入らない件について。

弟がラブひなの最終卷を買ってきたので讀んだ。……だから赤松は嫌ひだ。

追記

「ラブヒナ」でもなく「らぶひな」でもなく「ラブひな」と一發變換出來るAdvanced Wnnってどうなんだ、といふ話をしようと思ったら「ラブのな」でも一發變換出來た。堀江由衣を一發變換する會社だからなあ。